創薬標的Xの可視化技術を特許出願準備中
これまで、女性は一生分の卵をもって生まれてくると信じられてきました。
つまり、生まれた後、卵が新たに補充されることはないという考えです。
しかし、マウスを用いた研究から、生まれた後も新しい卵が補充されていることを我々は明らかとしてきました。
これが卵の質を維持するメカニズムであります。
実はこの再生力、加齢によって失われてしまいます。
こうした状況において、既存の医療ができることは、残されている古い卵を使って体外受精を行うことです。
(株)Ovenusが提案するのは、失われた再生力をふたたび活性化することで、卵の質を改善するという治療アプローチです。
この(株)Ovenusの試みを可能とするのが創薬標的Xです。
卵巣の表面には卵の元となる細胞がいます。この緑色に光っている細胞がそうです。
この特殊な細胞において、創薬標的Xは卵の再生をオンにするスイッチとして働いています。
そこで我々は、再生のスイッチをオンにする、そんな薬を見つけ出します。
そのために必要な基盤技術を独自に開発しておりまして、薬物探索、そして薬効評価を実施する体制をすでに整えております。