これは、とある女性の声であります。そして不妊に悩む多くの女性の声でもあります。

不妊症を治す薬はなぜ存在しないのか?

以前バイオ企業で働く知人に尋ねたことがあります。

 

新たな命を生み出す創薬ビジネス。

リスクが多すぎてとても手を出せない!というのが理由でした。

私は覚悟を決めました。アカデミアにいる自分がやるしかないと

それから14年ようやくスタートラインに立つ日が来ました。

 

不妊に悩む女性を1人でも減らす為に株式会社Ovenusは誕生し

そして世界初となる不妊治療薬を開発いたします。

 

現代の日本において

16人に1人。これは不妊治療により誕生した新生児の割合です。男女雇用機会均衡法が施行された1986年以降、不妊治療の実施件数は年々増加しています。社会進出に伴う結婚や妊活の晩期化といったライフスタイルの変化に対し、女性のカラダが対応できていないことを意味しています。特に生殖を担う卵巣の機能は、35歳を境に急激に低下します。望むタイミングで“普通に”子供を授かりたいというカップルのニーズが存在しています。(自然妊娠できることが当たり前と考えている若い女性が非常に多いです)

 

卵巣で作られるエストロゲンは女性らしい健康美をもたらします。加齢に伴う卵巣の機能低下は、更年期障害や様々な生活習慣病を引き起こします。日本の医療は寿命を延ばすことに成功しましたが、薬漬けや介護などの新たな社会問題を生み出しました。次世代の医療では健康的に寿命を延ばすことが求められます。

 

キャリア形成と子作りの両立、そして健康的なエイジングという女性のアンメットニーズは、日本社会のニーズでもあります。女性を応援することで日本を元気にしたい。そんな理念のもと、申請者は卵巣の老化研究を推進してきました。その過程で、卵巣再生の鍵を握る分子を見出し、その機能異常と卵巣老化の関係性を明らかにしています。卵巣再生に特化した医療は、女性の健康を創出し、社会に活力を与えるものと考えます。

 

目指すもの

新たな生命を育み、美と健康をもたらす卵巣。しかし、その機能は人生の折り返し地点で失われてしまいます。つまり、現代の女性は卵巣老化によるカラダの不具合を抱えて人生の半分を生きてく運命にあるわけです。

弊社が提供する医療は、卵巣に内在する再生力を引き出すことで、① 妊娠力、② ホルモン力を維持、回復させ、子作りとキャリア形成の両立、そして自立した健康的なエイジングの実現という、女性の生き方に新たな選択肢を提供します。